SJCDとは

 日本臨床歯科学会熊本支部は、1999年11月21日に発足しました。全国に支部を持つSJCDインターナショナルの熊本支部として活動を続けています。

 臨床歯科医療の基礎と医学の向上並びに医療人としての人格形成に努力し、国民の健康管理に顎口腔系を通じて寄与する事を目的とし,各地で会を運営し研鑚向上を努力しています。また全国支部の持ち回りで隔年開催されるインターナショナル合同例会を通じ世界水準の臨床を目指しています。

 活動内容は、毎月第4火曜日夜に添島歯科クリニック研修室にて日本臨床歯科学会熊本支部会員2名ずつによるケースプレゼンテーションの検討会、外来講師を招聘しての講演会や実習研修会、スタッフ対象セミナーと毎年目的を持って計画しています。毎月の郵送物およびFacebookグループやメーリングリストを通じて活発な情報交換を実現しています。

 歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士、歯科助手等、それぞれに向上心と目的をもち積極的に参加して頂ければ幸いです。オープンな会ですので、特に入会資格はありません。 通常例会は、1回に限り無料でオブザーバー参加が可能です。また、日本臨床歯科学会熊本支部企画のオープンセミナーは本web siteにて随時ご紹介させていただきます。

HISTORY

SJCDは1980年代に東京と大阪でそれぞれ設立され、日本全国にその活動拠点を拡げてきましたが、熊本においては添島正和先生を中心としたグループがその受け皿となりました。

1980年代後半から山﨑長郎先生はもちろんのこと西川義昌先生、茂野啓示先生、そしてレイモンド・キム先生など数多くのSJCDファウンダーたちを熊本にお招きし、地元の歯科臨床家が世界最先端の臨床について学ぶ機会を作ってきました。

1998年にキム先生より「熊本にもSJCDを作ってほしい」とお声かけいただいたことをきっかけとして1999年11月21日、山﨑長郎先生を講師とした発足記念講演会を主催し、日本臨床歯科学会熊本支部を正式にスタートといたしました。

以来、添島正和会長(1999-2005)、吉永修会長(2006-2013)、川嵜俊明(2014-現在)という3人の会長のもと、熊本県を中心とした歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士同士の研鑽を深めてまいりました。2年に一度各地で開催されるSJCDインターナショナル合同例会においても2度の受賞を受けるなど全国12支部のなかでも異彩を放つ存在として活動を続けており、今後さらにアクティブな活動を拡げていく予定です。

MEMBER'S VOICE

自分は日本臨床歯科学会熊本支部に入会して7年目になりますが、必ず年に1度はケースプレゼンテーションをさせていただくようにしています。ケースプレゼンテーションを行うことは、現在の自分にとって足りないこと、注意していかなければならないことなど、多くのことを学ばせていただく場だと考えています。特に基礎資料の収集、それに基づく診査診断・治療計画に関しては、患者を治療する際に重要な要素を占めるものだと考えます。また自分を含め臨床経験の短いDrにとって、例会に参加することは、治療の予知性等を諸先輩方やテクニシャン、衛生士と共に考えていける貴重な時間です。
 歯科臨床を追求し、更なる高みを目指す先生方の参加をお待ちしております。

日本臨床歯科学会熊本支部では毎月の例会で会員2名によるケースプレゼンテーションを行っており、その後ディスカッションを行い、診査診断・治療計画の重要性、また最新技術、医療人としての心構えを学ぶことができます。入会以来、歯科技工士、歯科衛生士と共に日々の臨床の向上のための知識と技術の研鑽に励んでいます。
SJCDではアカデミックフリーダムという理念があり、学ぶ意欲があれば誰でも入会できますのでたくさんの先生方入会をお待ちしています。

とかく模型上だけで仕事をしてしまいがちな歯科技工士ですが、例会に参加させていただくことで生の臨床を目の当たりにすることができます。
実際の口腔内ではどのように機能しているか、あるいは機能しなければならないか、学ぶべきことは無数にあると思います。
チーム医療の重要性が説かれる昨今、歯科技工士も対等にディスカッションできる素養を身につけなければならないと痛感しております。

日常臨床では、術前、術後、メインテナンスにおいて歯科衛生士が歯科治療をサポートしています。例会に参加する事で、歯科医師や歯科技工士が、何を考えて治療を行っているのかを、改めて学ぶ事ができます。診査、診断の大切さ、長期症例などを検証し臨床での悩みなどをディスカッションしています。私自身も例会に参加する事で歯科衛生士として、色々な知識を身につけ、患者様の快適性や、医院の向上に貢献出来ています。

会員募集・お問い合わせはこちら

事務局:粟津貴昭  (有)アワデント内